支援事例:居酒屋食堂なじみ様(袖ケ浦市)

地元産物を使ったアイデア料理で県外客からも注目される店に

有限会社一真企画(居酒屋食堂なじみ)
代表取締役 真田一也(さなだ かずや) 様

拠点:千葉県袖ヶ浦市
業種:宿泊業・飲食業

【相談内容・きっかけ】

20年間長浦駅居酒屋を構えていたが、2013年に現在の場所に移転しランチ営業もスタート。袖ヶ浦産品を中心に千葉の美味しい素材を生かしたボリュームたっぷりの料理が地元客に人気の居酒屋食堂。東京ドイツ村近くの立地ながら街道筋から外れている為に、知る人ぞ知る存在になっていた。ジャンルにとらわれないメニュー開発や地域イベントへの積極的な参加など、明るく意欲的なオーナーの人柄も人気の秘密。

袖ヶ浦市で地域産品を飲食店でメニューに取り入れるという取り組みに相談者が参加、よろず担当コーディネーターもアドバイザーとして参加した。その後2017年3月に店舗メニューについて相談をいただき個別相談をスタートした。

【支援担当者】

千葉県よろず支援拠点 コーディネーター 栄養士、フードコーディネーター
稲垣 美和(いながき みわ)

他支援機関との連携:袖ケ浦市役所

課題の整理と分析

・近くにドイツ村という県外にも有名な観光施設があるが、街道筋からやや離れているために店の存在に気づいてもらえない。
・ネット上の情報が少ない為、近くまで来ている見込み客の来店に繋がらない。
・集客のために地元産品を使った名物料理を作りたい。
・SNSの活用、販促に使う写真素材の不足など。

解決策の提案と実施

【コーディネーターが提案したこと】
・わざわざ足を運んでも食べたいメニュー作り、地域の野菜など産品を取り入れる工夫。
・街道からも良く見えるのぼりの作成。
・地域イベント出店の際に、店のチラシを配るなどの販促活動。
・ネット上で集客効果の高い料理写真の撮り方、GoogleマイビジネスやSNSでの情報発信など

提案を受けて相談者が実行したこと

・名物料理『のぼり鶏天丼』を店主とコーディネーターが一緒に考え、千葉の名物なめろうの天ぷら、袖ケ浦の季節の野菜天ぷら、地域ブランド卵の天ぷらなどを組み合わせた。
・袖ケ浦市の取り組みである地域の『プリンセスエッグ』を使ったデザート『カタラーナ』をメニューに取り入れた。
・コーディネーターから指導を受け、料理写真の撮り方や加工の仕方を学び、のぼりやネット、SNSに写真を活用した。
・通りすがりの車にもアピールできる写真入りのぼり旗を考案。デザイン担当のコーディネータから指導を受けながら作成した。
・Googleマイビジネスの登録、Instagramなどで新しい情報の発信を行った。
・地域イベントへの積極的な参加、店舗のチラシを配るなど認知度アップに努めた。

支援の成果

・ネットで情報を知って訪れる県外客が増え、名物「のぼり鶏天丼」は売り切れることが多くなるなど、前年と比べランチ、ディナーとも客数の底上げとなっている。30年末の売り上げは前年比で140%以上の伸びを見せている。
・写真入りののぼり旗はよく目立つので、集客効果に繋がった。
・イベントで配ったチラシに割引券をつけたところ1割もの来店があり認知度アップになった。
・プリンセスエッグを使った『濃厚はちみつ焼きプリン・カタラーナ』をメニューに取り入れたことで、居酒屋なのに本格デザートが美味しいと大評判。持ち帰りの希望も多いことから製造販売体制を整える取り組身を始めた。
・地域産品を積極的に使うことで、市内の視察ツアーの対象店となりマスコミの注目度が上がった。取材も増えて千葉日報、朝日新聞デジタルなどで取り上げられた結果、地域外の顧客が数多く来店するようになった。


千葉日報 掲載記事

ご相談者様の声

ネット情報の活用など不慣れな事もあり初めは大変だったが、県外客や『のぼり鶏天丼』の問い合わせが増えて手応えを感じている。昼、夜とも客数の増加で以前と比べてかなり忙しくなった。
地域の農産物を県内外に知ってもらう取り組みは続けており、今後も地域の農業グループと飲食店が連携して地産地消の仕組み作りを進め、袖ケ浦の産品を広める活動を行っていきたい。

【コーディネーターのコメント】

新しい取り組みにも意欲的なオーナーなので、新メニュー作り、ネット情報の整備、チラシ作成、のぼり旗を使った販促の強化など、専門外の事にも頑張って取り組んで頂けたことが成果として現れたと思う。
今後も新たな名物メニューの開発、利益向上に向けてのメニューの見直し、地域の農家との連携体制作り、デザートの製造販売などの課題に対して支援を行う予定。

支援のポイント

相談者は顧客に伝えたい熱い思いがあるが、具体的な表現方法がわからないことがお悩みだった。写真やネット、販促物など一つずつ具現化していく事で次のステップへ進むことができ、集客成果に繋がった。

千葉県よろず支援拠点

千葉県よろず支援拠点/公益財団法人千葉県産業振興センター
〒261-7123 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 WBGマリブイースト23F
電話番号:043-299-2921 FAX:043-299-3411
メールアドレス:yorozu@ccjc-net.or.jp

よろず支援拠点では、広く中小企業・小規模事業者の皆様の相談に応じ経営課題を分析することで売上拡大につながる経営相談サービスの提供を行います。

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